アウトラインプロセッサ「Tree」

100512.jpgわたしがブログでMacのアプリケーションを紹介するのはめずらしいですが、これは便利だなーと感じているのでご紹介。
いわゆるアウトラインプロセッサというアイデアやテキストの断片をリスト化して表示できるシェアウエアです。
詳しくは、公式サイト「Tree outliner for Mac OSX」をどうぞ。

元々なんでこのソフトを知ったかというと、『自転車で遠くへ行きたい』の作者・米津一成さんがブログ・PedalFar!で「自転車っぽいアプリケーション」として紹介していたのを読んだのがきっかけ。
なんだかこれはいけそうな気がする〜と、お試し版をダウンロードして使ったのが去年の夏でした。

でも、そんな文章の仕事なんてしてないし、いったいどこで使っているの?と疑問を持たれる方も多いかも。
使えるんですよ〜、4コママンガのネタ出しに。
といっても、1本だけ描く時ではなく、一度に複数本を描かなくてはいけない場合にとても有効だったりします。
1つのタイトルで何本も描く場合、各ネタを羅列するだけでなく全体の構成も俯瞰する必要があります。
とりあえず思いついたネタをどんどんリストアップしていき、ツリー表示にすれば一目瞭然。
余計なものはすぐ削除出来るし、何よりリストの入れ替えがドラッグ&ドロップで出来るので、「あーやっぱりこのネタは最後から2番目に持ってこよう」と順番を入れ替えたい時に非常に便利です。
また、その下の階層にコマごとの詳細やオチ、セリフのテキストを書いて、いわゆる絵におこす前のアイデアをメモ代わりに書き留めることも出来ます。
こうすると実際絵を起こすネーム(下書き)の段階になった時、核になる部分が決まっているので、とてもスムーズに作業することが出来るのです。

わたしは、これで去年の『ちゃりんこ手帖』(4コマ18本)をお試し版でネーム前の構成を考え、お試し版ではリスト数に制限があるので先日の『こねこ手帖』(4コマ26本)の作業時に購入。
今回の『くるくるペダル』(4コマ16本)で、お仕事実践投入してみました。
3,480円というのはちょっと高い気がしますが、もう元は取れたと思ってます。(^ ^;)
ポメラが欲しかったけど、MacBookとDropBoxの併用でもういらないかなーと思ったり。

とまあ、マンガを描くにあたっての作業は千差万別で、テキストなんか打たない人には無用の長物ではありますが、ビジュアル的に思いついたアイデアは無印良品の「A5版ダブルリングノート・無地」にらくがき、その後思いついたことをエディタにずらずらと文字で書いてからネーム作業に入ることが多かったので、テキストベースの作業はとても効率よくできるようになりました。
最近、まつむらまきおさんもブログで紹介していたので、興味のある方は参考にしてくださいませ。


あ、『自転車で遠くへ行きたい。』、続編の『ロングライドに出かけよう』は、名著です。おすすめ。
って、結局自転車かーい。

投稿者:kay 2010年05月12日 18:30

コメント: アウトラインプロセッサ「Tree」

ん!何だか使ってみたくなるよなソフトですね。
原稿書く事はおおよそないのですが…

投稿者 nonki : 2010年05月13日 02:03

>nonkiさん
どうもー。
そう、直感的でマックらしいソフトなんですよね。
原稿書き以外にもアイデアメモとかリスト化が必要なことで使えそうで。
お試し版は制限あるけど、それでも結構使えますよね。

投稿者 こやま : 2010年05月14日 14:11

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